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- ケアマネを取ろうか迷っている…
- ケアマネって大変そう…
- 介護職に比べて給料はどうなんだろう?
こんにちは、グループホーム管理者のさとしです。
ケアマネジャーは介護を続けていくなら誰もが目指していく「介護の頂点」と言ってもいいほどの存在感ですが、実際の給料事情は意外とよくわからないところも多いです。
この記事では、過去10年間のケアマネの給料と一般介護職員の給料を比較し、どれだけの収入差があるのかを見ていきたいと思います。
これからケアマネを目指そうと考えている人、将来的にはケアマネになりたいと考えている人はぜひ最後まで読んでもらえたらと思います。
ケアマネになるには
ケアマネを取得するには、最低でも8年間の実務経験が必要となっています。
正確には介護福祉士を取得してから5年間の実務経験を経て、受験資格を得ることができます。単純に介護職としての経験を積んでいけばなれるものではありません。
具体的な最短ルートは、
- 1〜2年目に介護福祉士実務者研修取得
- 3年目に介護福祉士取得
- 8年目に介護支援専門員取得
このようになっています。
ケアマネは高い専門知識を必要とされることもあり、取得までにはスキルと経験が必要です。
【過去10年間】ケアマネと介護職員の給料を比較
それではケアマネと介護職の平均給与所得額を比較したデータを見ていきましょう。下記は介護労働安定センターの調査から過去10年間のデータを引用したものです。
年 | 平成24年 | 平成25年 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 |
ケアマネ | 247,859円 | 249,942円 | 253,705円 | 250,499円 | 255,264円 |
介護職員 | 193,253円 | 194,709円 | 196,131円 | 198,675円 | 208,162円 |
年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 |
ケアマネ | 255,521円 | 258,444円 | 257,279円 | 263,379円 | 264,577円 |
介護職員 | 212,466円 | 214,721円 | 212,455円 | 221,555円 | 222,756円 |
表を見てもわかる通り、介護職員と比較してもケアマネの方が収入が高いことがわかります。
しかし過去10年間を振り返ると、介護職員は+29,503円のアップに対して、ケアマネは+16,718円にとどまっており、増額はしているものの介護職員には劣る結果となっています。
この結果はケアマネが評価されていないというより、介護職員の給与を見直そうという考えが広まった結果で、昨今では特定処遇改善加算やベースアップ等支援加算など大きく影響しているでしょう。
特定処遇改善加算は、技能・経験のある介護職員の処遇改善を目的に、介護報酬をさらに加算して支給する制度です。 内閣府が2017年12月に閣議決定した「新しい経済政策パッケージ」で提示された、「勤続年数 10年以上の介護福祉士について月額平均8万円相当の処遇改善を行う」という方針に基づき、制度設計が行われています。
介護職員等特定処遇改善加算と介護職員処遇改善加算はどう違う?|コラム|花王プロフェッショナル 業務改善ナビ【介護施設】 (kao.com)
介護職員等ベースアップ等支援加算とは、令和4年10月の介護報酬改定(臨時改定)を経て創設された新たな加算です。 介護職員に対して3%程度(月額 9,000 円相当)引き上げるための措置という意味合いが強く、介護職員以外の職種にも配分することが可能な加算です。
介護職員等ベースアップ等支援加算とは (nkgr.co.jp)
ケアマネは介護の資格ではトップの収入
下記は令和3年度の比較表で、表の一番右がケアマネになります。看護職には劣りますが介護の専門職の中ではトップの収入となっています。
トップは看護職員の282,249円、その次にケアマネの264,577円、最も低かったのは介護職員の222,756円でした。
引用元URL介護労働安定センター介護を続けるならケアマネを目指す
長く介護業界に携わりたいと考えている方は、ケアマネの取得をオススメします。
オススメする主な理由は以下の通り。
- 現場から離れて事務作業
- 介護経験の集大成
- 多職種との交流がたくさんできる
- 収入アップ
現場から離れて事務作業
介護の現場は立ったり座ったり抱えたりと常に動きっぱなしの重労働です。
若い頃は良かったけど、年を重ねるごとに体力的につらくなったり、続けたいけど続けれない方も多くいらっしゃいます。
ケアマネは現場から離れてのデスクワークがメインなので、介護業務に長く携わりたい方は将来的に目指していくべきでしょう。
介護経験の集大成
ケアマネは今までの経験の集大成と言えます。
今まで各施設や在宅でさまざまな事例を見て体験した経験は、ケアマネの業務で大いに活かすことができます。
多職種との交流がたくさんできる
介護を続けるうえで、人脈はとても大切です。
ケアマネは担当者会議などを通じて、さまざまな職種の方と関わることが多い職種なので、介護業界で横のつながりがたくさんできるでしょう。
介護業界で横のつながりが多いと、利用者の紹介やサービスの提供、転職などとても有利です。
収入アップ
介護職員との収入を比較してきた通り、ケアマネになると収入アップが見込めます。
介護業界ではケアマネの平均収入はトップ、転職でもケアマネを保有してると有利になるのでぜひ取得を目指しましょう。
まとめ
ケアマネと介護職員の収入を比較してきました。
- ケアマネは介護業界でもトップの収入
- 介護職員の方が伸び率は高い
- 介護を続けるなら目指すべき資格
ケアマネを取得した方の中にはさらに経験を重ね、居宅を開設し独立をする方もいます。このように多岐にわたって活躍できる資格なので、介護を続けていく方はぜひ目指してみてはいかがでしょうか。